今年度最初の「いのちの授業」は、今までのように学校で行う福祉体験授業とは異なり、毎年夏に各自治体で行われる「彩の国ボランティア体験プログラム」に初めて取り入れて頂きました。
今回、日高市社会福祉協議会とご縁があり、応募して下さった市内の学生さん11名と貴重な時間を過ごさせて頂きました。
まだまだコロナ禍ではありますが、昨年いろいろと模索することができましたので、現在の私たちにできる精一杯のプログラムを組ませて頂きました。
社会福祉協議会の職員の皆さまのお力添えを頂きまして、感染対策にしっかりと配慮した形で、また初めての日高での開催ということもあり、スタッフ陣も気合十分で当日を迎えました。
担当の方からご挨拶を頂き、妊婦体験からスタートしていきます。
今回も実際に妊婦体験セットを担当の方に身に付けて頂きながら、装着の仕方~体験内容までを説明させて頂きました。
言葉で説明されるだけよりもわかりやすく、自分たちが体験する姿を想像しながら目で見て耳で聞くことで、学生さんたちの体験がより深まればいいなという想いがあります。
担当の方、ご協力を頂きましてありがとうございました。
洗濯物たたみ体験では、「正座をして前かがみになることが難しい」という声が上がり、そこから「膝をついた状態であれば前かがみがしやすいと思う」という声が上がり、それを実際に行ってみるという姿が見られました。
各々が感じたことを素直に発言でき、それを受けてどうすればやりやすくなるのかを考え行動するというプロセスを、自分たちで行っている姿に感動を覚えました。
体験後に感想を聞くと、どの学生さんも妊婦さんの大変さを知ったことで、これから自分たちがなにをしていけるのかを考えるきっかけとしてくれたのではないかなと思えるコメントが多数出てきていました。
体験の後、休憩を挟んでいのちの講話を行いました。
今回は私たちスタッフもいろいろチャレンジしてみようということで、講話初担当のスタッフが頑張ってくれました。
昨年に引き続き、妊婦さんからいただいたコメントを紹介したり、赤ちゃん動画を流したりしながら、直接ではないからこそ知ることのできる赤ちゃんがいるご家庭のリアルをお伝えすることが出来たのではないかなと思っております。
講話の終わりには、妊婦さんや子育て中の方へメッセージカードを書こう!という時間をとり、体験や講話を通じて感じたことや伝えたいこと、エールなどそれぞれが伝えたい想いをカードいっぱいに書き込んでくれました。
このカードは、地域の妊婦さんや子育て中のご家族の方々の目に触れる機会の多い、保健センターに掲示して頂くことになっています。
地域の学生さんたちがどんなことを想い、感じているのかを知るきっかけになれば私たちも嬉しく思います。
今回、通常時とは違う状況下の中、ご参加下さった学生の皆さま、多大なご協力とご依頼を下さった日高市社会福祉協議会の職員の皆さま、赤ちゃん動画にご協力下さったご家族さま方、お写真とコメントのご協力を下さった妊婦さんご家族さま、多くの方々のご協力により無事開催できましたこと、心よりお礼を申し上げます。
ありがとうございました!
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